2008年12月21日の昆虫館の状態

「がんばれ昆虫館セール」ののち、残った植物は、県立三木山森林公園などに引き取られていきました。
つぎに、館内の整備に取り掛かります。その第1回を12月21日(日)に行いました。
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この日は、前館長内海功一先生も含めて13名が集まり、まず相談、つぎに内海先生に館内をくまなく案内いただき、どこにどんなものがあるか、確認しました。
具体的な整理の方針はこれからですが、作業スペースを確保する必要があるため、まずは館内の実験台を使えるよう、水槽などの物品を、空になった温室に移しました。
成果が見えるという点で、かなり「やりがい」のある作業でした。

昆虫館の図面(gif 148KB)
展示スペースの図(jpeg 143KB)
収納スペースの図(jpeg 77KB)


メインエントランスの裏手です。今は「裏」という感じですが、ここの左右に出入口がありますし、川へのアクセスになりますので、もうちょっと、「表」の雰囲気にすべきと思います。。。


12月21日のそうじ後の館内。


見学通路(手前=メインエントランス側)です。入ってすぐ右手のテーブルは「記帳台」として使われていました。雑誌ラックがあり、壁は他館のポスターなど、掲示物で溢れています。これらは、あちこちから送られてくるものです。


標本展示室出入り口付近の見学通路です。昔の「教材標本」を展示し、上方には、昆虫に関する手書きの説明(けっこう難しい)を掲示。


見学通路(奥側)です。大きな掲示板が3つあります。


標本展示室出入り口正面にある「ジオラマ」と左右の90cm水槽用展示スペースです。ジオラマスペースはドアを開けると、内部が見えます。


標本展示室です。たくさん展示できます。壁面につるしてあるスチール製標本ラックは優れものですが、やや目線が高く、最上段は子どもの見学には適しません。


標本展示室から出入りする右側の倉庫(北準備室)。標本の収蔵に利用されていました。標本箱用のロッカーが1本あります。


標本展示室から出入りする左側の倉庫(南準備室)ここには、スチール棚が1本あり、気象観測データや古い機器が収納されているほか、昆虫飼育箱などがあります。標本箱の新品もいくつか。


屋外で使用する機材を保管している倉庫です。もともとは、屋根の下の休憩スペースでしたが、のちに扉とシャッターをつけ、倉庫としたということです。


上記屋外用倉庫の内部です。なるほど、床は地面のままです。奥に木製(手作り?)のラックが1つ。脚立や清掃用具、肥料、植木鉢等々が収納されています。正面の上部に窓が見えますが、これは標本展示室とつながっているものと思います。


トイレのとなりの「事務室」の内部です。冷蔵庫(比較的新しい)、インキュベータ、オフィス用机、コピー機があり、事務室としても使えます。


同じく事務室の内部です。高級な図鑑類も置かれいます。これらは、館内の使いやすいところに出すべきでしょう。書棚ごと持っていくのがいいかもしれません。いちばん右の書棚は薬品庫となっています。主にアルコール類。


館の裏手です。左の壁の窓は、それぞれ「北準備室」「南準備室」の窓です。これらの部屋は窓のあるオフィスとしても使えることがわかります。
コンクリート舗装の遊歩道が巡らされています。車いすやベビーカーで網室へ行くにはこちらの歩道を通らないといけません。表側の歩道には階段があります。右手は、撤去される予定の、カブトムシ網舍と倉庫があります。


川(寺谷川)から、撤去される倉庫、昆虫館本館を見たところです。この川を活かさないともったいないです。じゅうぶん、水遊びできます。


この倉庫が撤去されると、少し空間ができて明るくなります。今の状態では、川は死角になっていますが、この倉庫がなくなれば、見通しがよくなります。ホタルの観察もしやすくなるはずです。


川(寺谷川)へ降りるための手すり付きの階段が2箇所あります。こちらは下流側。上流側は上の写真です。
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