4月1日の開館に向けて、スタッフ始動!2023年度はシカ柵で「虫が集まってくる」場所つくりから。

2月23日(木)天皇誕生日の祝日、佐用町昆虫館のスタッフが久々にむしむし広場(坂の上の休耕田)に集合しました。

佐用町昆虫館は2023年4月1日(土)に「むし開き」の予定ですが、今日から開館準備を進めていきます。

その中でも、今回は今までにない新しい取り組みとして、シカに荒らされて昆虫や野の花がとても少なくなってしまった環境に「シカ柵」を作り、まずは虫たちが大好きな花や幼虫が育つための植物をこの中に植えることで、みんながたくさんの虫たちと出会える場所を作っていこうという計画がスタートしました。

当日はまだ2日前に降った雪が残っていますが、作業開始!まずは巻尺でシカ柵の全体の枠を決めて、2mごとにポールを差し込みます。

ポールを差し込みたいけれど,石が多くて大変・・・。

どうにかまっすぐ立てることができました。

細い杭でポールを固定したら、今度は金網を貼り巡る作業です。針金でねじって固定します。

このままでは金網が低くてシカが入ってくるので、上半分を電気柵用の紐をどんどん張り巡らせます。(電気は通しません)

金網の先端が鋭いので、こどもたちがけがをしないように、水槽用のエアーチューブを短く切って、一つずつ差し込みました。根気がいります・・・。

今日は実験的にコオニユリの「ゆり根」を植えてみました。

約3時間でシカ柵の全体が完成しました!

この中に、3月中に、スタッフがたくさんの虫たちが来てくれる花の苗や幼虫が食べてくれる植物を植えて育てる予定です。

たくさんの虫が集まってくれる場所になったら素晴らしいですね!

佐用町昆虫館の開館まであと一か月になりました。

今シーズンも、スタッフ一同、皆さんが楽しんでくれる計画を進めていきます。楽しみに待っていて下さいね。

参加者:安岡拓郎、近藤伸一、齋藤泰彦、久保弘幸、八木 剛、高橋弘樹、島岡良治・佳子・優、末宗安之

 (報告:末宗安之)