クマバチぶんぶんハウス。蚊帳の中でいい写真撮れますよ。

週末のたびに悪天候や低温でした。今日のさわやかな晴天は久しぶりな気がします。

開館準備の時間、ちょうちょハウスの蚊帳に入れる虫をつかまえようと周辺を散策しますが、虫がいません。まだ気温が低いこともありますが、チョウの少なさは絶望的。この10年間で、激減しました。

つかまえたのは、ツマグロヒョウモン1匹とクマバチ1匹でした。

しかたない。2匹にがんばってもらいましょう!


クマバチが蚊帳に入っています。もちろんオスです。オスには毒針がないため刺しません。

勇気をもってつかまえよう

蚊帳の中でぶんぶん飛んでたら、入るのに躊躇しますよね。スタッフがそばにいてご説明できればいいのですが、今日はその余裕がありませんでした。

振動がぶんぶん

ツマグロヒョウモンも活躍。生まれたてで、とてもきれいな女の子です。

いい写真でしょ。

令和5年全国広報コンクールで入選した「広報さよう 令和4年7月号」の表紙写真は、こうやって、蚊帳の中でスマホで撮影されたのです。ここではなくて、いどうこんちゅうかんの会場ですが。

蚊帳の中は、いい写真撮れるのです‼️


お昼頃になると、来館した子どもたちがつかまえてきた虫を入れてくれて、ちょっとにぎやかに。

カワトンボやハラビロトンボ、テングチョウやキチョウも入ってきました。

ハラビロトンボ。生まれたてでやわらかい。

生まれたてといえば、昆虫館の溝のそばで、アゲハモドキが発見されました。

ちょうど翅を伸ばしているところで、まだふにゃふにゃしていました。

蹴飛ばされるとかわいそいうなので、柱にとまらせておきました。

今日は、キバネツノトンボの「差し入れ」が、別々のスタッフ(場所)から3件ありました。

考えてること、おなじですね〜〜(笑

キバネツノトンボ。この子も生まれたてでした。まだ翅がやわらかい。

スタッフの「考えてること」って、わかります?

「いるところが限られる珍しい虫だし、季節ものだから、虫好きの子どもたちにぜひ見せてやりたい。」

ということです。

ほとんどの子は「これなに?」ですが、中には知ってる子がいて「図鑑でしか見たことない」と言ってました。この発言はうれしい。そう言ってほしかった。スタッフの胸に突き刺さります。

そんなスタッフが今日は3人も来てくれました。こんな施設、なかなかないですよ。

昆虫館で出会える虫は、日によって、季節によって、そして人によってちがうのです。いやあ、これって、本質ですね〜〜

そういえば、お昼頃に、こんなお客さまも。

(子どもたちが楽しむ姿を見て)久しぶりに来たけど、ええところやなあ、とおっしゃってました。

自分もそう思います。


2023年5月3日(水・祝)
お天気:晴れ
来館者:106名
スタッフ:八木剛・茂見節子
応援:末宗安之(草刈り)・高橋弘樹・島岡ファミリー

(八木)