昆虫館の周辺は朝から薄曇り。気温があまり上がらず、ムシ達もあまり飛びません。
逆にイモリ達は涼しくて元気そう。イシガメ君の上に乗ってます。

寺谷川では二ホンカワトンボが見られますが、今日は寒いのかあまり飛びません。
昨日、採集して蚊帳の中に入れている二ホンカワトンボが翅を開きました。

翅のオレンジ色の部分には透明なところと不透明なところがあるのがよくわかります。
庭に黒いアゲハがやってきたので採集してみると今シーズン、出始めのカラスアゲハのオスでした。

ミヤマカラスアゲハより2週間ほど遅れて発生するので、ちょうどノアザミの花がたくさん咲くころに出会えます。恐らく来週からもう少し出会える回数が増えると思います。
ミヤマカラスアゲハに似ていますが、翅の模様がちょっと違うので、野外で見分けられるようにがんばってください。(夏に発生する第2化は見分けるのが難しいことがあります)
午前中は家族連れの来館者がイモリ達と楽しめました。

また、網舎の中で、ミヤマカラス、カラスアゲハを手乗りにして記念写真!
そうそう、はっぴーがーでんの近くにニホンミツバチの待ち箱を4月の末に置くと、5月3日に群れが入居してくれました。

今年もスタッフの自宅に持ち帰り、10月のむし納めには巣蜜を食べられるように育てたいと思います。
はっぴーがーでんの池には、今週になり、何やら黒っぽい塊が見られます。

恐らくトノサマガエルの卵塊です。
来館者の子が池の岸近くの石をひっくり返すと白い泡のような塊が。
シュレーゲルアオガエルも産卵していました。(画像が無くてすみません)
彼らはチョウを追いかけ、ツマグロヒョウモンやヒメウラナミジャノメを採集できました。

以前も来てくれた兄弟です。イベントから帰ってきたヘラクレスを緊張しながらなでなで・・・。

お絵かきも頑張って、素敵な絵が完成しました。

にじいろガイダのかぶり物、ちょっと大きくてごめんなさい。ポーズをとったら後ろにずれちゃった。
本物のにじいろガイダ(ニシキキンカメムシ)はほとんど羽化しました。

水槽のスナヤツメ、今日はガラスに良くくっつきます。

今日も本格的な網を持った若い人たちが。
瑠璃寺方面にも移動して、やっとミヤマカラスアゲハを複数、採集したそうです。

お疲れ様!
今年はミヤマカラスアゲハが人気ですね。春型のミヤマカラスアゲハは特に緑色の帯が太くくっきりと表れるので、美しい色合いです。カラスアゲハにはこの帯はほとんど出ません。

来週からモンキアゲハやアオバセセリが出始めるかな?
運が良ければミスジチョウ、アオスジアゲハ、スミナガシも見つかるかも。
5月の花が美しい佐用町昆虫館にぜひお越しください。
2025年5月11日(日) 天気:曇り後小雨
一日館長:末宗安之 スタッフ:齋藤泰彦 応援:高橋弘樹、はっぴーがーでん整備:安岡拓郎
来館者:44名
(報告:末宗安之)