6月が始まって、1週間が過ぎました。週末、ちょっと心配だったお天気は良い方になって、6月らしいキラキラした2日間になりました。子どもたちとご家族、おじいちゃんおばあちゃん、そして若いカップルなど、たくさんのお客様をお迎えすることができて、スタッフも気持ちアゲアゲで楽しむことができました。
まずは7日の土曜日。朝の昆虫館で気がついたのは、モリアオガエルの卵。池の上のモミジに、大きな泡のかたまりがぶら下がっていました。6月はモリアオガエルたちの産卵の季節です。今年もたくさんのモリアオガエルが山から昆虫館にやってきて、あちこちに卵を産んでくれています。これを観察するなら、今がチャンスですよ。

さあ、開館と同時に、お客様が次々とお越しになりました。みんなの楽しいようすをごらんください。


蚊帳とタッチプールは、子どもたちの人気1位、2位です。蚊帳の中では、自分では虫とりができない小さなお友達も、チョウやトンボをつかまえてニッコニコになります。イモリをやさし~くさわってみると、どんな感じかな? ぬるぬるしてる? ざらざらしてる?




良いお天気だったので、昆虫館の庭にはたくさんの虫たちがやってきました。



そんなこんなで、素敵な一日は夕暮れになったのでした。そして・・・
続く8日がやってきました。
8日の朝は、ちょっと残念なできごとで始まりました。朝早く、山からサルの群れがやってきたらしく、庭にあったモリアオガエルの卵5個のうち、4個がこわされて、ぐちゃぐちゃにされていました。無事だったのは1個だけ。どうやらサルたちは、モリアオガエルの卵を面白半分にこわして、食べたりもしているようです。残った1個は枝ごと切り取って、昆虫館の中で保護することにしました。でもうれしいこともありましたよ。先週産まれていた卵は孵化して、たくさんのオタマジャクシが生まれていたのです。この子たちは、はっぴーがーでんの池に放すことにしました。
そんなことがあって、ちょっと気落ちして始まった昆虫館の朝でしたが、開館と同時にびっくりするぐらいたくさんのお客様が来られて、スタッフ一同大感激です。そしていつもの風景が始まり、子どもたちの歓声があふれてきます。






ようし! こんどはラボを飛び出して、外へ行ってみよう。

ここが花いっぱいの、昆虫館のはっぴーがーでんです。思いっきり虫とりができちゃう。花畑も、池もある。疲れたらステキなベンチでひと休み。



今日はキリギリスの幼虫やバッタの幼虫がたくさんとれました。カマキリの幼虫もいましたよ。大きなカラスアゲハを採った子もいました。みんな頑張ったね!


梅雨入りして、これからはちょっと雨が続きそう。でも佐用町昆虫館なら、中でも外でもいっぱい遊べるから問題なし。スタッフ一同、みなさんが来られるのを、心から楽しみにしてお待ちしています!
6月7日 一日館長:久保弘幸 スタッフ:三村貴之 6月8日 一日館長:久保弘幸 スタッフ:前原繁仁 齋藤泰彦
お客様 7日:25人 8日:131人(゚д゚)!
みつけた虫(両日) モンシロチョウ・モンキチョウ・スジグロシロチョウ・キタキチョウ・ルリシジミ・ベニシジミ・ウラギンシジミ・アゲハチョウ・モンキアゲハ・オナガアゲハ・カラスアゲハ・アカタテハ・ウラギンヒョウモン・ヒメウラナミジャノメ・ヒメジャノメ・アサギマダラ・ヒメキマダラセセリ・アゲハモドキ・ジョウカイボン・ハムシのなかま・キリギリス(幼虫)・ツチイナゴ・ヒシバッタ・ショウリョウバッタ(幼虫)・シロオビチビカミキリ・不明カミキリ・オバボタル・キイロスズメバチ