アサギマダラは1頭だけ 2022年9月25日(日)の昆虫館

昆虫館への道すがら、「ぼちぼちアサギマダラのシーズンやな。」
「今日は何頭くらい飛んでくるかな?」
そんなことを考えながら車を走らせます。
山崎あたりの彼岸花はもう大分疲れてしまい、花色が褪せてしまっています。
そうこうするうちに昆虫館に到着。
車のドアを開けると、少しひんやりとした清涼な空気を感じました。

さて朝一番の獲物は大きな蛾、ヤママユのメスでした。
虫採り上手の少年、剣義君が捕まえてくれました。
蚊帳の中に入れてみんなに見てもらいます。

そんなことをしていると剣義君が突然「アサギやーー」と大声で叫び捕虫網を手にして猛ダッシュ。
バッチリとゲットしました。
「今日は期待できそうやな」と心の中で笑みを浮かべていたのですが、まさかこれ1頭だけになるとは。

今月の15日に私たちの所属する「こどもとむしの会」の活動事業の1つである「いどうこんちゅうかん」を宝塚市の山本南保育園で実施しました。
その時におられた方が、昆虫館に遊びに来てくれました。
また来てくださいね。
こんなことが私たちの喜びとなります。

さてこちらはアリジゴクを観察するゴジラブラザーズ。
お揃いのゴジラキャップをかぶっています。

前日のスタッフがたくさんの虫を集めてくれておいた蚊帳。
大人気です。
子供たち憧れのこんなのも入っていました。

ちょっとしたハプニングが。
ラボに来られたお父さんのリュックにアサギマダラがとまっています。
「こんなことあるんかいな」と感心していました。
答えがわかりました。
ラボに来る前にお父さんが子供たちと蚊帳の中で遊んでおられました。
その時偶然にリュックにとまったアサギマダラがそのままラボまでついてきたみたいです。
よく途中で逃げなかったものですね。

昆虫館は今虫採りに良いシーズンを迎えています。
近くの広場ではトンボやバッタやチョウやいろいろな虫が採れます。
みんなが昆虫採集に出かけてしまいラボが空っぽになる時間帯もありました。

佐用町昆虫館でみんなと一緒に遊べるのもあと1ヵ月となりました。
10月を過ぎると来年4月の開館まで昆虫館は冬眠に入ります。
虫のベストシーズンの今、佐用町昆虫館へおいでください。

2022年9月25日(日)の昆虫館

来館記帳者:81名  天候:晴れ

一日館長:齋藤泰彦  スタッフ:三村寛子、貴之、剣義
  応援:末宗安之、野村智範、高橋弘樹

(記)齋藤泰彦