今日も厳しい暑さが続く予報です。
佐用町では7月18日以降、雨が降っておらず、いよいよ水不足も心配になってきました。
はっぴーがーでんの入り口の池も

新しい池もご覧のとおりです。

昨年秋に産卵に来たルリボシヤンマや5月に産卵に来たクロスジギンヤンマのヤゴはどうなったのか心配です。
そろそろ一雨欲しいですね・・・。
今日も昆虫館は開館と同時にたくさんの来館者が来られました。
カブ・クワの人気は相変わらずです。
にじいろガイダ(ニシキキンカメムシ)、展示している成虫はあと1匹。4月中旬生まれなので3か月以上生きています。他は卵から孵化して成虫と同じサイズの立派な終齢幼虫になりました。

にじいろガイダ君に変身した人も記念写真!
新潟県長岡市から来られた常連さんから、ヒラタクワガタのメスを飼育、産卵から幼虫を育てて6頭の成虫が羽化した報告を聞きました!素晴らしいですね!
佐用町昆虫館でのスタッフからのアドバイスをきっかけに、昆虫の飼育を始める人が増えているようです。嬉しい報告です。
飼育と言えば、丘の上のニホンミツバチの巣箱、サル達のいたずらでひっくり返されたので、仕方なく空き箱を近くに置いてみると、その日のうちに引っ越しを完了。反省してこの避難先の巣箱は早めに筆者の家に持ち帰ります・・・。

今日はあまりの暑さにはっぴーがーでん周辺もあまりムシが飛んでいません。寺谷川で吸水しているモンキアゲハを来館者の方が見つけてくれました。ここは昆虫網が届きません・・・残念!

それでもアキアカネやナツアカネを確認。8月1日にはミヤマアカネも目撃しました。

来館者も水路でイモリやオタマジャクシ探しをする人が多かったです。
壁を見るとヤモリの姿が・・・。

採集してデジタルスコープで拡大すると丸いうろこに小さいものと大きいものがあります。

このヤモリはニホンヤモリと判断して良さそうです。
佐用町にはタワヤモリも棲息しており、こちらはうろこの大きさが均等な特徴があるので体の表面を拡大しないとどちらかの判別は難しいです。
今日もイモリさん達は大人気。

お絵かきコーナーもさらに力作が増えました!

今日は網舎のまわりで「お気軽昆虫採集」をする人が多かったです。
来館者の方々が網舎のまわりで「ナナフシがおった!」と歓声を上げることが多く、スタッフも見てみると確かにいろんなところにじっとしています。

また、キリギリスがいたる所で鳴いているので姿を見つけて採集にチャレンジ!

道路脇の網にもよく見るとナナフシモドキがじっとしていました。
彼は大きなナナフシモドキを見つけて採集。どうやら網舎のエノキで成長した個体のようです。10cmほどありました。

蚊帳の中でゴマダラチョウを上手に手乗りにして見せるお兄ちゃん。

セミの鳴き声もニイニイゼミからアブラゼミに主役が変わりつつあります。
ツクツクボウシも鳴き始めました。
ぜひ佐用町昆虫館にお越しください。
※佐用町昆虫館は、予約者優先です。事前予約にご協力をお願いします。
昆虫館の敷地・建物はとても小さいため、一度にたくさんの来館者をお迎えするには、無理があります。お手数をおかけしますが、安心して、ゆったりと、お楽しみいただくため、みなさんのご理解、ご協力を、お願いいたします。
特に夏休み期間は利用者が多くなります。予約のない場合、お待ちいただくことや、ご利用いただけないことがあります。
こちらから予約をお願いします。
2025年8月3日(日) 天気:晴れ
一日館長:末宗安之 スタッフ:齋藤泰彦、久保弘幸 応援:三村寛子、村山晃子
来館者:158名
(報告:末宗安之)