とっておきの虫採りポイント 5月6日の昆虫館

ゴールデンウィークも残り2日、雨の予報も出ていたためか、この日の昆虫館は混雑することもなく、皆さんゆっくり、のんびりと思い思いに楽しんでおられました。

開館時刻と同時に駆け込んできてくれた少年はイモリに夢中。

シロヒトリの幼虫は今日も大活躍。怖がっている子もいたけど、すぐに仲良しになってました。

庭にいたツチガエルも大人気!

スタッフが持ってきてくれたコルリクワガタを顕微鏡で観察。この時期限定のスペシャルゲストです。

雨も2時過ぎくらいまで降らず、午前中は薄日の差す時間もあったので虫とりや川遊びも楽しめました。

川で石をめくると色々な水生昆虫に出会えます。
張り切って大きな石を動かそうとした少年にこの後、悲劇が・・・。

石は動いたのですが、勢い余って川にドボーン。ずぶ濡れになってしまいました。
これには家族全員大爆笑でしたが、みなさん気を付けてくださいね。

虫採りのほうはカワトンボくらいしか飛んでおらず、皆さん苦戦されてました。やはりすっきり晴れないと厳しいですね。
でも実は、そういう日でも虫たちに出会えるとっておきのポイントがあります。

例えば、アリジゴクを観察できるこの場所とか・・・

イモリつかみができるこの場所とかの壁をじっくり見てみると色々な昆虫が見つかりますよ。
ほら、こんなふうに。

クロボシツツハムシ
フチヘリジョウカイ
モンカゲロウ
カワゲラのなかま
ヒゲナガゾウムシのなかま
コメツキダマシのなかま
サルハムシのなかま

アメンボもよく壁に止まっています。

コセアカアメンボ

なんとカブトムシまで!(笑)

この日は標本室の壁にも

ウスヅマクチバという蛾が止まっていました。

応援に来てくれたつるぎ君もハムシを捕まえてきてくれたのですが・・・
「これ何ハムシ?」
「わからん。それ以前に見えへん。」
そういう時はこれの出番です。

拡大してみるとビックリ!トゲだらけです!
正体はカタビロトゲハムシ(カタビロトゲトゲ)でした。

皆さんも色んな不思議を探してみませんか?

5月6日(土):曇りのち雨  来館者 49名

一日館長:髙橋弘樹 スタッフ:茂見節子 応援:末宗安之、三村ファミリー

(報告:髙橋弘樹)