アカショウビンが鳴いた6月10日の昆虫館

昆虫館に着くと何年かぶりの懐かしい鳴き声がしばらく聞こえてきました。アカショウビンの独特のさえずりです。姿を探しましたが見つからず、数年前昆虫館の裏の川で見かけましたがここ数年声すら聞いていませんでした。鳴きやんだ後はモリアオガエルやカジカガエルの鳴き声が時々聞こえましたが帰りまでアカショウビンが鳴くことはありませんでした。この時期、シーボルトが紹介したというシチダンカや牧野富太郎が命名したというヨコグラノキの花が満開です。

シチダンカ
ヨコグラノキ

昆虫館近くのシカ柵内の花が次々咲き、むしたちが訪れ始めています。花にはモンキチョウ、水たまりにはハラビロトンボのオスが数匹縄張りを張っていました。まもなくオカトラノオの蕾も膨らんでいたので咲くことでしょう。柵も楽しげな雰囲気になってきてます。

シカ柵
モンキチョウ
ハラビロトンボ

キッズスタッフの大馳君が来館者の男の子達と餌やりを楽しんでいました。彼が見つけたヒラタドロムシの幼虫は最初何者かなかなかわかりませんでした。

少年餌やり団
ヒラタドロムシ幼虫

今日の来館者の採集物ハラビロトンボ、小さな虫に固執していた子が採集したマニアックなトサカシバンムシ、サワガニでした。

ハラビロトンボ
小さなむし
トサカシバンムシ
サワガニ

午後からは来館者の皆さん川遊びを兼ねて川でカニや水生昆虫の採集をして今日の活動は終わりました。今日確認したむしたち(ミヤマカワトンボ、ハラビロトンボ、モンキチョウ、テングチョウ、ホソトラカミキリ、トサカシバンムシ、ゲンジボタル、ヒラタドロムシ幼虫)

水生昆虫採集

2023年6月10日(土)の昆虫館 

来館記帳者 21名 晴れ後曇り

1日館長 八田康弘 スタッフ:石川亜矢子 キッズスタッフ:石川大馳