モリアオガエル、飼育ケースで産卵!? 6月21日(土)の昆虫館

梅雨の中休みとはいえ、急に蒸し暑い日々が続き体調管理が大変です。

今朝も昆虫館には新しいモリアオガエルの卵塊がありました。

また庭や窓には様々なカエルが寝ております。

スタッフの岡田さんが3種のカエルを見つけて展示してくれました。

カジカガエル(褐色)、シュレーゲルアオガエル(緑色)そしてモリアオガエルのペア+もう一匹のオスを飼育ケースに入れました。このモリアオガエルがその後、意外な行動を見せてくれるとは・・・・。

今日はスタッフの久保さんが講師になり、「入門!昆虫標本づくり」をおこないました。

姉、弟がそれぞれチョウの展翅とカナブンの展足に挑戦します。

左右のバランスをとりながら待ち針で翅や触覚を固定するのはとても難しいですが、慎重に取り組み、とても上手に出来ました!

天気も曇りがちですが、いろんなムシが見つかりそうです。みんなではっぴーがーでんを中心に昆虫採集! 

今日はキリギリスの終齢幼虫がたくさん飛び出てきました。

今日もタッチプールのイモリ達は大人気。

ヘラクレスやクワガタもずっと人気がありました。

にじいろガイダ(ニシキキンカメムシ)は新たに産卵をしていました。すでに孵化した幼虫も現在5mmくらいになっています。成虫の左下、ツゲの実の汁を吸っています。

気が付くとモリアオガエルをいれた飼育ケースの中がえらいことに!

メスの上にオスが乗り、粘膜を足でかき混ぜて泡状にしています。

これって・・・産卵開始?ということですか?

数時間後、容器を下から見ると明らかに卵が確認できます。

今後孵化した幼生の成長に期待しましょう!

来館者の少年が「ミヤマクワガタのメスがいました!」気が付けばクワガタ登場の季節ですね。

庭ではエゾヨツメの幼虫も大きくなり、ミドリヒョウモンの姿が見られるようになりました。

筆者が撮影したヒロオビミドリシジミです。昆虫館周辺にもいますが、撮影や採集はなかなか難しいです。(撮影場所:佐用町徳久)

午前11時頃、ナラガシワのまわりを猛速で飛び回り、縄張りを張ります。

ゼフィルスの観察できる季節になりました。

来週にはオオムラサキも羽化すると思います。

たくさんの生き物との出会いが楽しみな佐用町昆虫館にぜひお越しください。

2025年6月21日(土) 天気:曇り

一日館長:末宗安之 スタッフ:岡田浩資  久保弘幸(標本づくり講座担当) 

応援:高橋弘樹

来館者:52名

見つけたムシ:ミドリヒョウモン、シンジュサン(ライトトラップ)、オオチャバネセセリ、ムラサキシジミ、トラフシジミ(夏型)アオサナエ、オオシオカラトンボ、ミヤマカワトンボ、コオニヤンマ、ミヤマクワガタ

(報告:末宗安之)