初蝶ニュース第3号

【モンシロチョウもモンキチョウもヤマトシジミも~ワタシはてんてこ舞い】

 今週は、週の前半に寒の戻りがあったので、情報メールが少ないまま週末になりました。どうなることかと気をもんでいましたが、日曜日になってどっとメールが寄せられ、今日もそれが続いています。いやはやワタシはてんてこ舞い。うれしい悲鳴を上げております。

 さて今週の初蝶トップニュースは、なんといってもモンシロチョウの登場です。

 一気に気温が上がって、冬服のままだと汗をかくほど暖かくなった21日の日曜日、奈良県橿原市にある耳成山のふもとで宮武頼夫さんが、淡路市で井嶋幸司さんが、目撃されました。宮武さんが目撃された時、気温はなんと23℃もあったそうです。まるで初夏のような気温ですね!

 井嶋さんはモンキチョウとヤマトシジミも、同時に目撃。初蝶組を3種類も見ると、ぐんと春めいた気分になります。

 ところでモンシロチョウの写真がありませんが、これには理由があります。初蝶の時期のモンシロチョウはものすごく敏感で、なかなか近づけません。たかがモンシロチョウと言うなかれ。今の時期のモンシロチョウは、とても撮影しにくいのです。

モンキチョウ 花はカンサイタンポポでしょうか(淡路市 井嶋幸司さん)

 島岡優さんからも、2月21日、京田辺市でモンキチョウ2頭目撃の情報をいただいています。

 たつの市の宮地優実さんからは、通っている図書館の中で、2月20日、クロアゲハが羽化したという情報もいただきました。図書館内に取り込まれた植木鉢の木に、偶然、クロアゲハの蛹がついていたようです。これだけ暖かい日が続くと、図書館の中も初夏のような温かさになったんでしょうね。

【越冬組は花盛り~ワタシはますますてんてこ舞い】

 初蝶組がこれだけ活動を始めるほどあたたかいのですから、越冬組もどんどん動き始めています。

 たくさんの方から情報をいただきましたので、とりまとめてご紹介しましょう。

(キタキチョウ)

 2月21日 京田辺市 島岡優さん

 2月22日 橿原市 宮武頼夫さん

 2月22日 明石市 久保弘幸(ワタシです)

(テングチョウ)

 2月21日 たつの市 茂見節子さん

 2月21日 姫路市 岡本光正さん

 2月21日 神戸市北区 久保嘉靖さん

 2月22日 橿原市 宮武頼夫さん

 2月22日 豊中市 梅田博久さん

(ムラサキシジミ)

 2月21日 京田辺市 島岡優さん

 2月22日 橿原市 宮武頼夫さん

(ウラギンシジミ)

 2月22日 橿原市 宮武頼夫さん

(クロコノマチョウ)

 2月22日 豊中市 梅田博久さん

(ルリタテハ)

 2月14日 たつの市 八木裕樹さん

(アカタテハ)

 2月13日 たつの市 北詰真奈さん

 2月21日 京田辺市 島岡優さん

(キタテハ)

 2月21日 上郡町 高橋弘樹さん

 2月21日 京田辺市 島岡優さん

 2月21日 たつの市 宮地優実さん

 2月22日 橿原市 宮武頼夫さん

 素晴らしい観察をしてくれたのは、たつの市の宮地優実さんです。宮地さんが目撃したのは、キタテハの求愛の様子でした。♂の求愛を、♀は拒否して飛び立ってしまったのですが、♂はあきらめきれずに追いかけていったということです。

 越冬明けのキタテハの求愛は、私も見たことがありません。丁寧な観察を、ありがとうございました!

キタテハ(たつの市 宮地優実さん)
アカタテハ(たつの市 北詰真奈さん)
クロコノマチョウ きびしい冬だったのでしょう翅がボロボロです(2月22日 梅田さん)

 びっくりしたのは梅田さんの報告。クロコノマチョウは飛んでいるのを手でキャッチしたそうです。いやはや、まるで宮本武蔵ですね!

【初蛾、越冬蛾 フユシャクはそろそろお終い?】

 高橋弘樹さんが、精力的に蛾の調査をなさっています。調査成果は『きべりはむし』で報告されると思いますので、ここでは初見のものをとりまとめてご紹介します。

 2月16日 スギタニキリガ

 2月19日 ホソウスバフユシャク、シロトゲエダシャク

 2月21日 オカモトトゲエダシャク、トビモンオオエダシャク、ホソバトガリエダシャ

 ク、カバキリガ、ホシオビキリガ

 21日は暖かでしたから、早春の有名どころが出てきましたね。珍妙なとまりかたをするオカモトトゲエダシャク、早春のえだしゃく界(どんな界だ?)の大物トビモンオオエダシャク。スギタニキリガは不思議な美しさをもつ蛾です。

オカモトトゲエダシャク (相生市 高橋弘樹さん)
スギタニキリガ(相生市 高橋弘樹さん)

【そのほかの昆虫】

 そのほかの昆虫たちも、どんどん出てきています。

 2月14日、ヒゲナガカワトビケラを目撃という情報を、久後地平さんからいただきました。久後さんによると、この種は5月と9月に登場するそうですが、2月半ばとはとても速い登場ですね。

 2月20日、ナナホシテントウの情報は、神戸市西区の久保嘉靖さんからいただきました。

 実は私も今日、死んでしまったキムネクマバチを拾いました。死んで間もないようで、柔らかく、毛もモフモフしていて、今年羽化した成虫にまちがいありません。だいたい、4月の中頃に出てくるのですが、2月に見たのは初めてです。

 今週はまた寒のもどりがあって、週末には暖かくなる予報です。ますます多くの蝶や蛾、そのほかの昆虫が登場するでしょう。ワタシがてんてこ舞いするほど、春が来た証拠。みなさまの情報をお待ちしております。

情報はこちらまで  smallbluekh@hotmail.co.jp

久保弘幸

追伸 もし「情報を送ったのに、のっていない!」という方がおられましたら、ぜひ今一度、お送りください。時々、メールサーバーが勝手に「迷惑メール」にしてしまうことがありますので。どうぞよろしくお願いいたします。