大人気のあの子も、マニアックなアイツも登場!6月26日の昆虫館

●いろんな生き物と仲良くなれたよ!

 今日の昆虫館はどんよりと曇って薄日もほとんど差しませんでしたが、時々小雨が降ってきても傘を差さずに走り回っているうちにあがっているという空模様。そんな中、昆虫大好き少年・少女が次々と来館してくれました。

 最初の来館者は、赤穂市立海洋科学館で先週行われた昆虫大捜査線でこの昆虫館のことを知って駆けつけてくれたという兄弟で、大興奮で館の隅々までじっくりと楽しんでくれました。

ヘラクレスやニジイロクワガタに大興奮
マイマイカブリの標本に熱中

館の庭に設置したタッチングプールではニホンイシガメが元気に歩き回っています。

 そのカメに興味深々、近くで見てみたい。でも近づいてくると「カメさん、怖い~!」と泣き出してしまう。けどやっぱり見てみたい。そんな子たちもいましたが、他の来館者のお兄さん、お姉さんたちの力もあって、最後にはカメともアカハライモリとも仲良くなれてました。

●水の中の葉っぱが動いた!

 館のまわりの水路はモリアオガエルのおたまじゃくしの季節です。今日もみんな夢中で捕まえていました。もちろん、アカハライモリやエビ、サワガニにも夢中です。

カメさんともイモリさんとも仲良くなれました。

この水路で遊んでいるお客さんから「底にたまったゴミみたいなのがたまに動いてる!あれは何?」「あの葉っぱみたいなの、動いてない?」と聞かれることがよくあります。

このゴミみたいなのがたまに動きます。

手に取ってみると葉っぱのかけらが集まってできたゴミにしか見えませんが、しばらくじっとしていると何か出てきましたよ。

虫には悪いですが、葉っぱを慎重にちぎっていくと芋虫みたいなのが出てきました。

中にはこんなのが入っていました。

これはトビケラ(マルバネトビケラの仲間)の幼虫です。

  トビケラというのは幼虫は水の中、成虫は陸上で暮らす昆虫で、幼虫は小石や砂粒、落ち葉や木の枝などを使って巣を作り、落ち葉や藻などを食べています。(巣を作らない肉食性の種もいます)  

 巣の材料や形は種類ごとに違っていて、石の裏などに動かない巣を作って網を張り、落ち葉が流れてくるのを待ちつづけるもの(黒川虫とかざざ虫なんて呼ばれている、ヒゲナガカワトビケラなど)がよく知られていますが、このマルバネトビケラの仲間は落ち葉などのかけらを使ってミノムシのような巣を作り、それを背負って動き回っています。

 この水路には他に2枚の葉っぱをくっつけて小判のような巣を作るコバントビケラとかもいますので、探してみてはいかがでしょうか。

●クワガタもナナフシもいたよ!

 今日は曇っていたので蝶はほとんど飛んでいませんでしたが、昆虫館の入り口の近くあたりにマメコガネやラミーカミキリがたくさんいました。ヒメクロオトシブミやヒトリガの仲間の幼虫も歩いていました。中には木に止まっていたミヤマクワガタの立派なメスや、大きな大きなカジカガエルのメスを捕まえていい笑顔を見せてくれた子も!

やったぜ!ミヤマクワガタ、ゲット~!
カジカガエルのメスを捕まえたよ!オスはもっと小さくて、川の石の上できれいな声で鳴いてるんだって。

仁王門の横の広場まで出かけた子どもたちとお父さんはエダナナフシ、キリギリス、ショウリョウバッタ、コカマキリなどの幼虫やウメエダシャクなどを次々発見!すごい!

 少年はさらに道端の小さなススキの葉を指さして私を呼んでいます。

「この小さな虫、何?」

「あっ!ヤホシホソマダラ!これもらってええ?」

「うん。」

「ありがとう!やったあ!」

昼間に飛ぶ蛾、ヤホシホソマダラ。小さいけど奇麗な蛾です。

蛾マニアの一日館長はその後、鼻歌を歌いながら昆虫館に戻りましたとさ。

2021年6月26日(土)の昆虫館 曇り一時小雨

来館者 65名

1日館長 高橋弘樹 スタッフ 三村貴之 三村寛子

(報告:高橋弘樹)