春の儚いもの 2022年4月3日(日)の昆虫館

春の始まりの頃だけにしか見れないものがあります。
植物だったり昆虫だったり、自然が大好きな人たちはこの時期を待っています。
昆虫館ではコウヤミズキの黄色い花が満開です。
ちょっと見つけにくいですが、カタクリやミノコバイモがひっそりと可憐な花を咲かせています。
早春の儚い夢のようです。

今シーズンよりの新趣向、網舎の中の蚊帳遊び。
虫がまだまだ少ない時期にもかかわらず、昨日のスタッフや来館者のご協力で、結構中味充実していました。
昆虫館の楽しみ方が増えました。

おっかなびっくり、マダゴキを手にするお母さん。
マスクの中より「キャー」という声が聞こえます。
お母さんの声と娘さんの声が同調していますね。

キンイロニホンオオカブト(嘘です。こんな名前の虫はいません。)を胸に抱く可愛い坊や。
優しいお父さんが、買ってきてくれたそうです。

今年のニホンイシガメ。
名前は「ユリやん」に決定しましたのでお伝えしておきます。
この名前でカメさんを呼んでください。
しばらくの間名前を呼び続け、慣れてくると、「ユリやん」と呼ぶとちゃんと振り返ってアイコンタクトをしてくれるようになるそうです。
名付け親は野村さんです。

岡田さんがカクレミノの木でタテジマカミキリを見つけてくれました。
越冬個体だそうで大事なヒゲが短くなっています。
このカミキリを昆虫館で見たのは、もう10年以上も前のことです。

2022年4月3日(日)の昆虫館

来館記帳者:45名  天候:晴れたり曇ったり 寒い

一日館長:齋藤泰彦  スタッフ:岡田浩資、久保弘幸
応援:野村智範、高橋弘樹、三村ファミリー

(記:齋藤泰彦)