むしとり合宿 in 但馬牧場公園 2022 開催しました

国道9号の温度計は「39℃」になっていました。酷暑の中のむしとり合宿、実施しました!!

第1部:午後の虫とり=オオムラサキ祭り

2日間の虫とり合宿は、だいたい3つのパートに分かれます。

第1部は、午後の虫とり。愛宕山の山頂へ向けて歩きます。

暑いけれど、愛宕山へ向けて出発。熱中症にならないようにね。
牛さんたちも、木陰ですごしております。
カナヘビをゲット。
ナナフシモドキ。でかいです。
頭骨をゲット。牧場公園の動物博士によると、シカの幼獣だそうです。
愛宕山山頂に、人が群れております。

今回の日程には、あらかじめ、ねらいがありました。オオムラサキです。

これまでのイベントで、いることはわかっていましたので、あとは、時期、時刻の設定でした。

オオムラサキは、梅雨の末期に出現し、オスは、午後、山頂や尾根筋にやってきて、テリトリーを張ります。しかし、晴れた日じゃないと、姿は見られません。梅雨の末期なので、晴れた日に当たるのは奇跡的。この日は、絶好のオオムラサキ日和でした。

この日は、つぎつぎにやってきては、他個体や、ツバメを追尾する、オオムラサキの豪快な飛翔が見られました。

これを見ると、なんとしても、つかまえたくなりますね〜〜

オオムラサキは枝先に止まるので、長竿が有利ではあるのですが、長ければ長いほど取り回しが難しいです。チョウのスピードに対応できません。

スタッフの竿を借りた少年は、四苦八苦。伸ばしているときに限って、目の前に飛んできたりしますね〜

がんばれー
虫アミなんて目もくれず?、追尾飛翔するオオムラサキ。
ついに、ゲットしました!

採れた人も、採れなかった人も、オオムラサキがビュンビュン飛んで、みんなでアミを振り回した、というシーンは、一生記憶に残ることでしょう。

第2部:夜の虫とり

合宿なので、ここからがメインですね。クワガタ獲るぞ〜!!

夕食。夜に向けて、鋭気を養います。
ナイターセット1:水銀灯+誘虫蛍光灯
ナイターセット2:メタハラ
20時頃。まだ空が薄明るいです。
大きめの虫は、子どもたちの虫かごに
オオミズアオを撮影。デジタルネイティブ世代ですね。
大きなヒキガエルをつかまえました!
23時半頃。さすがに人が少なくなりました。

がんばる少年たちは、午前1時頃まで、粘っておりましたが、結局、この日飛んできたクワガタはほとんどがメスでした。

この夜、月はなく、気温も高かったのですが、虫はあまり多くありませんでした。日照りが続いたからかな?

ナイターは難しいです。やってみないとわかりません。

第3部:牧場公園の虫ずかん

翌日です。

朝から雨。梅雨空に逆戻りです。酷暑からは解放されましたが、このお天気だとオオムラサキは飛びません。ナイターはこんな天気の方がいいかも。

朝食後、スタッフは、ナイターセットを早々と撤収。雨に濡れたら、後片付けが悲惨なのです。

朝のカーテンに残っていたブドウスズメ(左)とハネナガブドウスズメ(右) ちがいがわかるかな? 左上はキクビアオアトキリゴミムシ

雨も降ってるので、おとなしく、お部屋で、虫の整理。

片っ端からつかまえてたコガネムシを、種類分けします。何種類もあるんですよ。

スタッフも勉強だ

緑色のテカテカしたコガネムシを見分けるヒントは、この記事に書きました。参考になるかどうかビミョーですが。

種類がわかったら、ホワイトボードにならべていきます。

牧場公園の虫ずかん、ができました。

日付が違ってますね。失礼しました。正しくは7.2〜3です。
コガネムシの量がすごいです。スジ、ヒメ、サクラ、ツヤ、ヒメスジがいました。スジとヒメが多かった。
こちらは糞虫:ゴホンダイコクコガネとカドマルエンマコガネ。ツノコガネは来ませんでした。
ほかの虫もいろいろ
イッシキキモンカミキリ
虫たちをバイバイしました。

以上です。2日間、おつかれさまでした!!

※ むしとり合宿は、メール会員にのみご案内し、多数の応募をいただきましたのでブログでの告知はしませんでした。


むしとり合宿 但馬牧場公園 2022

2022年7月2日(土)〜3日(日)
参加者:9家族28名
スタッフ:三村寛子・八木 剛・吉水敏城・内田隼人