初蝶ニュース No.1

 皆様、お久しぶりです。今年も初蝶リレーが始まりましたよ。11年目の新たなスタートです。今年の初蝶は、いつになるんでしょうね。初蝶は本命のモンキチョウか、対抗のモンシロチョウか、それとも予想外の蝶が飛び出してくるのか、とても楽しみです。

 とはいえ、なにしろ今年は寒いですね。私が住んでいる東播磨でも、1月末には氷点下連発。氷点下5℃なんて、記憶にないぐらい久しぶりの寒さです。冬の前半がこれほど寒いと、成虫で越冬する蝶たちも、卵や幼虫や蛹で越冬する蝶たちも、かなり大変なんじゃないでしょうか。

 初蝶リレー2日目の昨日(5日)は、陽ざしが暖かだったので、なんとか一番乗りで蝶を見つけてやろうと、近所にある観察場所に行ってみましたが、残念、何も見つけられませんでした。それでも、お日様をたっぷり受けるため池の土手には、タンポポやオオイヌノフグリやホトケノザの花が咲いています。もう少し暖かければ、ハチやアブの仲間も来てくれたと思うのですが・・・。

空色の オオイヌノフグリの花 よく見ると花粉でいっぱいです

【1月の蝶】

 今年は寒いお正月だったのですが、去年から年を越した蝶たちもいました。朝来市の近藤伸一さんから教えていただいて、ほんとうにびっくりしたのですが、朝来市では、お正月明けに、まだモンキチョウやベニシジミが頑張っていたそうです。朝来市は雪も多いし、冷え込みも厳しいのに、どうやって耐えていたんだろうと不思議です。

 皆さんは、「1月の蝶」を見かけませんでしたか? もし見かけていたら、それも教えてくださいね。

1月3日のモンキチョウ 朝来市 近藤伸一さん 
1月6日のベニシジミ 朝来市 近藤伸一さん

【冬の蛾】

 こんなに寒い毎日でも、冬の蛾は元気です。「フユシャク」と呼ばれるシャクガの仲間たちは、この寒い時期に登場して飛び回ります。フユシャクの仲間が住んでいるのは、主に森や林ですから、森の近くに住んでいる人だと、家の灯りに飛んでくるかもしれません。ただし飛んでくるのはオスだけです。フユシャクの仲間は、メスに翅がありません(\(◎o◎)/!)。飛び回るのにエネルギーを使うより、卵を産むことに集中しているんでしょうか。寒い冬には、エサを見つけることもできませんからね。

 それでは蝶を探して、今週もスタートです!! (* ̄0 ̄)/ オゥッ!!

【初蝶情報は情報提供フォーム】 初蝶リレー情報提供はこちらから | 佐用町昆虫館オフィシャルブログ (konchukan.net)

【または久保宛メール】  smallbluekh@hotmail.co.jp

 でお願いします。 「こどもとむしの会」の会員ではない方も大歓迎ですが、会員外の方は、情報提供の際にその旨をお書き添え下さい。初蝶ニュースがメール配信されるようにいたします。

 また、ご質問などがある方は、ご遠慮なくメールでお知らせください。お待ちしています。

こどもとむしの会 初蝶リレー担当 久保弘幸