昆虫大捜査線in赤穂海浜公園2023実施しました

2023年10月21日(土)赤穂海浜公園では5回目となる昆虫大捜査線を実施しました。

昆虫大捜査線は、それぞれの場所の昆虫相の(子どもたちによる)調査を兼ねていますので、毎年、時期をずらして実施しています。赤穂海浜公園では、これまで、5、6、8、9月に実施してきたので、今回は秋の虫を狙って10月に。

10月後半、天候のリスクがありますね。前日に寒冷前線が通過し、この日も晴れ予報でしたが、午前中は曇天でした。さすが塩田があっただけあって、雨は降りませんでしたが、肌寒かったです。「天気悪いからやめときます」とのお電話も2件ありました。

朝一は晴れてたのですが、10時のイベント開始からお昼頃までは、こんな感じの曇天。ちなみにここは赤穂市立海洋科学館の南側です。ニワウルシの幼木が多数生えていて、シンジュキノカワガが大量にいました。シタベニハゴロモも確認。

それでも、午後になると青空が戻ってきました。

午後は陽射しがあって暖かく、気持ちよかったです。

さて、大捜査線です。最初に、ごあいさつと、やり方の説明をします。赤穂の子は少なく、虫レベルの高い遠来の戦士たちが多かったです。とくに午後の部。

では、虫とりにGO‼️

ストーンヘンジ風のオブジェがある「四季の広場」。難破船とならぶ赤穂海浜公園のフォトスポットです。この広場は草刈り頻度を低くしていて、草がいっぱい生えています。
バッタやキリギリスのなかまがたくさんいます。
何かいたぞ!
ゲットしたよ!

園内には、ところどころに、セイタカアワダチソウの群落があります。秋の虫たちの貴重な蜜源です。スタッフが狙っていたトラツリアブは見つかりませんでした。それ以前に、花に来る虫が少なかったです。ミツバチはいませんした。

ハナムグリをみつけました。
アオヒメハナムグリ(オキナワコアオハナムグリ)です。ふつうのコアオハナムグリは見つかりませんでした。

海洋科学館の建物の下が展示会場です。風が通って夏は涼しくていいのですが、今日はちょっと寒くて太陽が恋しかったです。

どんどん虫が増えていきます。
やっぱりバッタがいちばん多かったです。
キチョウにも、いい季節ですね。翅を開いている個体は夏型ですね。この時期には、秋型(越冬型)だけでなく、夏型もいるようです。
アカテガニ。赤穂名産です!!
ムラサキツバメ。これまでも注意していたのですが、ついにゲット。
シンジュキノカワガの幼虫。タイガースカラーのきれいな毛虫です。さわってもだいじょうぶ。

今回、午前、午後あわせて、61種類346匹の虫がつかまりました。

みなさん、よくがんばったね。

ごほうび、じゃないですが、終了後に「ご自由にお持ち帰りください」コーナーをしました。チャック袋越しに虫をさわるのも、楽しいかも。

「むしさんバイバイ、お手伝いしたくれる?」とアナウンスすると、何組かがご協力くださいました。ありがとうございました。

むしをバイバイしているところ。

バイバイしたところには、たくさんの虫がいるので、そこで虫とりする子も。

オンブバッタをゲット! 今回、フツウオンブは少なくて、圧倒的にアカハネオンブバッタが多かったです。
バイバイしたツマグロヒョウモンが帽子にとまりました。

昆虫大捜査線in赤穂海浜公園2023
2023年10月21日(土)

スタッフ:末宗安之・茂見節子・八木剛・安岡拓郎・菅藤康平・炭本哲男
Kidsスタッフ:炭本琉羽
応援:北詰剛史・北詰涼太

参加者数:
午前の部(10−12時)子ども31人、大人33人 合計64人
午後の部(13:30−15:30)子ども21人、大人22人  合計43人
合計 107人