開館準備をしていると、庭の木陰にクロコノマチョウが見つかりました。ふわふわと飛んですぐに止まります。

何となく秋の気配です。
今日も開館と同時にたくさんの来館者が来てくださいました。
昆虫館手前の道路脇のニワウルシにシンジュキノカワガ幼虫がたくさん確認できます。


ニワウルシの幹にはたくさんの繭が見つかります。さわると「ビビビ・・・」とサナギの体を振って音を出します。
今日もラボで展示しました。みんな恐る恐る触ってくれました。(無毒です)
庭のキハダに袋掛けして飼育しているミヤマカラスアゲハの幼虫、葉を食べつくしたので別の枝に引っ越しです。久保さんがせっかくのチャンスなので皆さんにじっくり幼虫を見てもらいました。さわると頭から臭角を出すので「におい」も体験してもらいました。

網舎の中のコクサギも食べてくれるかどうか、一部実験させてもらいます。気に入らないようだったらキハダに戻してみます。

いつの間にか定着しているシタベニハゴロモ、いきなりジャンプするのでびっくりですが、しっかり顔を観察しています。何となくセミに似ていますね。

今日もカブ・クワが大人気。
タカネトンボを採集できたので、デジタルスコープできれいな複眼や金属光沢の体をじっくり見てみました。やっぱり生きている昆虫は美しいですね。

久保さんが網舎に迷い込んだオニヤンマを紹介、特徴をじっくりと解説していました。


今日もイモリ達とイシガメ君は終始子どもたちにさわられっぱなしでした。

いつの間にかイシガメ君、人慣れしたようで全く緊張感がありません(笑)
にじいろガイダ、すごく気に入った子が「連れて帰りたい!」とリクエストがありましたが、希少なムシなのでごめんなさい・・・。昆虫館で飼育を継続します。

ムシさんに変身コーナーも楽しそう!
今日もお絵かきコーナーは素晴らしい作品が増えました!

チョウセンカマキリを2頭採集した彼は、生きている本物をじっくり観察しながらお絵かきです。モデルは意外とじっとしていました。

画像はありませんがはっぴーがーでんでツマグロキチョウを確認。庭のブッドレアで夏眠から目覚めたミドリヒョウモンのメスを確認しました。
これから先、見つかりやすくなると思います。
そろそろハラビロカマキリやトゲナナフシにも出会えるかも。
また、佐用町内のため池で、南方系のトンボ、ベニトンボを確認しました。

皆さんの住んでいるところでも見つかるかも。特徴はしっぽの色が赤ではなく、赤紫です。
ぜひ秋の気配の佐用町昆虫館にお越しください。
2025年9月14日(日) 天気:午前中は曇り時々雨、午後はくもり後晴れ
一日館長:末宗安之 スタッフ:齋藤泰彦、久保弘幸
来館者:147名
見つけたムシ:オオセイボウ、クロコノマチョウ、ヒカゲチョウ、イチモンジセセリ、キマダラセセリ、ナミアゲハ、ミドリヒョウモン、ツマグロキチョウ、モンキアゲハ、ナガサキアゲハ、チョウセンカマキリ、タカネトンボ、オニヤンマ、オオアオイトトンボ
(報告:末宗安之)