先週、キハダの木から網舎内のコクサギへ引っ越しをした飼育中のミヤマカラスアゲハ幼虫。

もともとコクサギはカラスアゲハ、オナガアゲハの食樹で、自然の状態でミヤマカラスアゲハがコクサギに産卵することはほとんどありません。
しかし、地面を見るとおびただしい糞があり、コクサギの葉もかなり食べているようです。
観察していると目の前でもぐもぐ食べ始めました。

あえて袋掛けしていないので、寄生バチ、寄生バエが体内に入り、成虫になれないかもしれませんが、来館者の方にも観察しやすいので、このままで様子を見ようと思います。
クツワムシ水槽、ナナフシモドキはあと2頭、でもよく見ると遅れて孵化したエダナナフシが1頭確認できました。10月までに成虫になるかな?

同じく、遅れて孵化したクツワムシの幼虫もゆっくり成長しています。

今日の天気予報は午後から雨のようですが、午前中から来館者の方々が来られました。
長野県や香川県から来られた方もおられました。
子どもたちは今日もカブ・クワをしっかりさわってくれたようです。
にじいろガイダ(ニシキキンカメムシ)も臭くないことを確認後、じっくり観察してくれました。
今日のへんしんガイダ君たちです。
来館者の少年がタカネトンボ♀を採集できました!

今日もお絵かきコーナー、力作が完成!リアルなニジイロクワガタです。本物をじっくり観察しながら集中して2枚、完成させました。

庭のヨツバヒヨドリによく見ると久しぶり!アサギマダラが来ています。他にホタルガやカラスアゲハも。

気温が下がるにつれ、南西方向に移動、長距離の渡りをする蝶としてこれから良くマスコミが取り上げることが多いです。
みんな撮影会モードです。

昆虫館の庭にキジョランがあるので、今後卵や幼虫が見つかる季節になります。
シンジュキノカワガのサナギをさわって音が出るのを楽しんでくれました。

オヤニラミの餌やり、ありがとう!

アリジゴクにクモをプレゼント・・・すぐにクモが捕まりました。

庭のナラガシワの根元の樹液にオオスズメバチが・・・。

また、9月18日には3面池付近でマムシを目撃しています。
秋は危険な生き物と遭遇することが多くなりますので、来館者の皆様も気を付けて下さい。
2025年9月20日(土) 天気:曇りのち雨
一日館長:末宗安之 スタッフ:岡田浩資
来館者:40名
見つけたムシ:アサギマダラ、ナガサキアゲハ、カラスアゲハ、クロアゲハ、モンキアゲハ、モンスズメバチ、オオスズメバチ、キイロスズメバチ、オオセイボウ、ホタルガ、イチモンジセセリ、ウラギンヒョウモン♀、オナガサナエ、タカネトンボ
(報告:末宗安之)








