朝夕がやっと涼しくなってきました。
先週紹介したミヤマカラスアゲハの幼虫は次々とサナギになりました。
網舎の中ではカラスアゲハの幼虫が少しずつ大きくなってきました。

他の黒いアゲハの幼虫のように鳥のフンのような色と違い、3齢幼虫?の色は模様のない緑色です。
はっぴーがーでんでは夏眠明けのヒョウモン類が見つかるようになりました。
ウラギンヒョウモンやミドリヒョウモンが良くブッドレアにやってきます。
ツマグロキチョウの数も多くなってきたので採集して網舎の蚊帳に入れました。

キタキチョウと並んでいます。模様や翅の形で見分けられますか?
今日は「入門!昆虫標本づくり」に4人の小学生が申し込んでくれました。
講師は若手スタッフ坂本君です。
みんな初めての体験なので、難しい作業が多く、大変だと思いましたが、ラベルとセットできちんと完成させることが出来ました。
最後は完成した標本と記念写真です!
飼育中のにじいろガイダ(ニシキキンカメムシ)
長日下飼育で一部、展示用に秋までに成虫になるように飼育しました。
(本来は終齢幼虫で冬越し、来年の春に成虫になります。)

羽化して一週間ほどなので、赤い部分がとても鮮やかです。
もちろんいつも通り、手乗りにして楽しんでもらいました。

来館者にはやはりこの時期、ヒメカマキリのファンが多く、はっぴーがーでんや昆虫館周辺で頑張って探していました。

がーでんではコカマキリやチョウセンカマキリが見つかりましたが、本命に出会えません。
すると昆虫館の壁に小さなカマキリの姿が!

慎重にネットをかぶせ、確認してみると・・・・。
やりました!ヒメカマキリの♂です。

彼はとっても昆虫採集の名人のようです。

ちょっとのぞいただけでもミヤマアカネ、ツマグロキチョウ、ミヤマカラスアゲハ、ウスバキトンボ、ショウリョウバッタ・・・。

特にミヤマアカネは今年は少ないので良く見つけられました!
リピーターの少年が隣の山崎町で採集したルリボシヤンマを見せてくれました。

昨年、はっぴーがーでんでは10月に2頭のルリボシヤンマが確認されているので、そろそろ昆虫館周辺でも見つかるかもしれませんね。
午後になり、日差しが強くなるとヒョウモン類が多くやってきました。
みんな必死に追いかけます!

お絵かきコーナー、今日も傑作がたくさんできました。
今シーズンの佐用町昆虫館の開館もあと一か月。
最終日の10月26日(日)は「むしむしハロウィン」
ぜひ皆さん、むしむしファッションで来てくださいね。
もちろんいつもの服装でも大丈夫。
変身グッズはスタッフも用意します!
ちょっとだけお菓子も用意します。ニホンミツバチの巣蜜も食べることが出来るかも。
昨年の画像です。
ぜひお越しください。
2025年9月27日(土) 天気:曇りのち晴れ
一日館長:末宗安之 スタッフ:岡田浩資、坂本貴海(標本づくり講師)
応援:久保弘幸
来館者:52名
(報告:末宗安之)














