今シーズンの佐用町昆虫館は10月26日(日)で開館は終了しました。
来館者の皆様、ありがとうございました。
昆虫館は11月から来年の3月まで「冬眠」モードですが、スタッフが全く来ないわけではありません。11月9日、29日は昆虫学園中等部の活動もあります。
来年4月の開館がスムーズにできるよう、シーズンオフには普段できなかった大掃除などを進めていきます。
今日(11月2日)はスタッフが集まり、「越冬準備会その1」を実施しました。

昆虫館は谷間地形の空中湿度の高い環境なので、壁をエタノールでしっかり拭いてカビ防止。
標本室の標本箱を開いてパラゾール交換。残念ながらカビが回ることもあるので、そういう場合は一つ一つ、エタノールを含ませた面相筆でカビを除去します。

キッズスタッフも慎重に作業を頑張ってくれました。

今シーズンから八木さんのアイデアで湿度が上がったときに自動的にエアコンを起動するシステムを導入することで、ほとんどカビが発生することは無くなりました。
それでも気になる標本はしっかり消毒です。
水槽メンテは今回も高橋さんが一手に引き受けてくれましたが、底にたまったゴミに苦戦し、一日作業になってしまいました。お疲れさまでした。

スタッフルームも空中湿度が高いので、様々な備品や消耗品にカビが回ることがあります。シーズンオフは大掃除後、湿気取りを入れ替えます。


冷蔵庫の中身も三村さんがしっかりチェック。消毒してもらいました。

流しも佐々木さんがしっかり掃除をしてくれました。

2009年の水害後、2010年に再出発した昆虫館。おにぎりぱくぱく広場には少しずつ雑草がはびこり、緑色になってしまいました。また花壇との境界にあるレンガも崩れてしまったので八木さんがリーダーになり、すべて雑草や灌木を引き抜き、もう一度レンガを敷き詰める大作戦を決行しました。これでハンミョウが帰ってくるかな?
ライブカメラがいつも映し出すエリアなので、今回はビフォーアフターでお楽しみください。



はっぴーがーでんの整備も同時進行で進めました。
島岡さんが樹木の剪定と根際の草抜き、安岡さんが新しい苗木の植栽を進めました。

西播磨では環境の悪化やシカ食害でほとんど絶滅してしまったユウスゲも植栽しました。
作業がひと段落したら、最後はプチ会議、今シーズンの感想や来年の展望などを出してもらいました。

次回の越冬準備会(その2)は11月29日(土)の予定です。スタッフ一同頑張ります!
2025年11月2日(土) 天気:晴れ
参加スタッフ 久保弘幸、安岡拓郎、八木 剛、高橋弘樹、森川綾子、石川ファミリー、井嶋ファミリー、三村ファミリー、島岡ファミリー、田中ファミリー、村山ファミリー、佐々木ファミリー、奥田ファミリー、松口ファミリー、前田ファミリー、末宗安之
(報告:末宗安之)











