天気予報通り開館前から本降りの雨。
1日館長だったのですが、着いた時には応援に駆けつけた末宗さんがほとんど準備を
済ませてくださっていました。
10時の開館時間を過ぎてもお客さんが来ないので、少し虫探し。
雨降りなので探すのはこんなところ。


ツノフトツツハネカクシ
体長は8ミリほどですが、マイクロスコープで拡大すると頭にちゃんとツノが
あってかっこいい虫です。

そうこうしてるうちに来館者第一号のアカハライモリさんが(笑)
雨だったので、イモリやサワガニが人の代わりに庭を歩き回っていました。

人間の来館者第一号も無事に来られて館内でお話ししていると、庭から八木さんの
「ヘビおった!」との報告が。1メートルほどの立派なヤマカガシでした。



しばらく付き合ってもらって草むらに帰っていきました。
昆虫館の庭には、昆虫以外にもいろんな生き物がいます。イモリとかカエルとかクモとか。
雨の日は昆虫は少なくなるので、他の生き物たちを探してみてください。
午後のメインは八木さんによる「標本づくり教室」。
受講生は、中3女子、小3男子、お父さんの3名です。
まずはチョウの標本作りである「展翅」から。今日の題材はモンシロチョウ。
ティッシュくらい脆い翅を針で動かすのは至難の業。みんな真剣です。

お次は甲虫の「展脚(足)」。お題はシロテンハナムグリとハラアカコブカミキリ。
触角と6本の脚を全て整えるのは大変です。

かなり時間がかかりましたが、上手に出来ました!
初めてとは思えないクオリティーで、流石です!


午後からはご家族での来館もあり兄弟でたっぷり2時間館内で楽しんでくれました。




親子でお絵描きもしていただきました。
お兄ちゃんも上手やけど、お父さんがスゴ過ぎる!!



スタッフ体験の西山一家も大活躍。
来館者は少なかったですが、餌やりやお片付けなどたくさん働いていただきました。




片付け中の頭上にこんなものが。モリアオガエルの卵塊です。
こんな風に水辺の樹上に産卵します。この日は一つだけでしたが、これから増えてくることでしょう。


これから梅雨の時期に入ります。昆虫館の開館日も雨の日が増えると思われますが、雨でも館内やお庭で楽しめます。また、少しでも晴れ間があるとその瞬間にたくさんの虫が動きます。それはそれで楽しいです。
雨の日の昆虫館にもぜひお越しください。
2025年5月24日(土)天気:雨
一日館長:坂本貴海 スタッフ:八木剛(標本づくり)、西山悟史(午後) 応援:末宗安之
来館者:15名
(報告:坂本貴海)